ネット中立性って何?アメリカでネット中立性が廃止に?日本への影響は?
皆さんはネット中立性という言葉を知っていますか?
恥ずかしながら私自身この言葉をあまり知りませんでした( ;∀;)笑
インターネットはどうなるの? アメリカで「ネット中立性」が2018年4月23日から廃止 https://t.co/G421wrI6tX
— コウふらっぐ (@KohFlag) 2018年4月16日
今回ネット中立性とは何なのか、またネット中立性が廃止になることで日本にどんな影響があるのかを調べてみました!(^^)!
1.ネット中立性とは?
そもそも、ネット中立性とは何なのでしょうか?
ネット中立性とは、ネットワーク中立性の略であり、簡単に言うと
「どんなコンテンツも同じ速度で供給すること」らしいです、、、
これだけ聞くとわかりませんね(笑)
もう少し詳しくいきます。
私たちは、スマホやパソコン等で簡単にインターネットへ接続し、画像や動画を見たり
その他様々なコンテンツを楽しんでいます。
しかし、私たちはこの様々なコンテンツを直接閲覧しているわけではありません。
私たちネットユーザーとコンテンツの間には「仲介役」が存在しています。
この仲介役が、ISP(インターネットサービスプロバイダ)といわれるものや、携帯会社
になります(^^)/
このISPや携帯会社は、「ネット中立性」が保たれている間は私たちネットユーザーに
負荷量の大きい動画データでも、軽負荷の画像データや記事のデータも同じ通信速度で送らなければいけません。
つまり、データ通信量が大きかろうが小さかろうが関係なく中立的に提供しなければならないということです(^^)/!
ISPや携帯会社からすると、たまったもんじゃないですよね(笑)
2.ネット中立性が廃止されると具体的にどうなるの?
では、このネット中立性が廃止されるとどうなるのでしょうか。
具体例で説明します!
例えば パン屋さんから
「メロンパン」 700円で提供できるが30分待ちです
「ハンバーガー」1500円で提供するが10分で出せます
「クロワッサン」この商品であれば5分で提供可能です
といわれるとどうでしょうか?
これを聞いたとき、パン屋さんはクロワッサンを売りたいんだな、と思いませんか?
このように、提供側(ISP、携帯会社)にとって利益の多いコンテンツは早く提供し、利益の少ないコンテンツは遅く提供するという
プロバイダが速度を振り分けるということが起きてしまいます!
これがネット中立性の廃止ということになります。
3.私たちへの影響は?
現在、日本では特定のSNSが無料であったり、ユーザー間のサービスをブロックしたりと、「ネット中立性」が保たれていない状態でした。
これに関しては様々な批判がありましたが、今回のネット中立性廃止により、日本のISPや携帯会社がネット中立性を考慮せずコンテンツを提供していく可能性が考えられます。
そうなると我々ネットユーザーにとっては、コンテンツやサービスに価格差が生じることとなり、不利益が生じる可能性があります( ;∀;)
4.漫画村閉鎖もネット中立性を損なっている?
4月に「漫画村」が著作権侵害コンテンツとしてブロッキングをされ、閉鎖となりました。
これに関して、政府がISPに対しブロッキングを指示したことでネット中立性を損なうものとして、議論されていました(笑)
確かにネット中立性だけを考えると、特定のサイトやコンテンツにブロックをかけることは好ましくありませんが、「漫画村」に関しては著作権を侵害していたので、個人的には仕方ないことだと思います( ゚Д゚)笑
日本はネット中立性に対してあまり考えられていませんが、今回の廃止をきっかけに真剣に考えていく必要があるかもしれませんね(^^)/
以上、ネット中立性についてでした!